AWSを学び直した際の備忘録
Udemyのセールで購入した下記の講座が大変良かったので、紹介するとともに学び直した内容の備忘録を残しておくことにした。なのでこの記事で特定のAWSの機能の設定の仕方などは書いてはいない。Linuxの基本的なことはわかっている人がAWSを体系的にどうやって学んだのか、どういう理解の仕方をしたのかを知ることができるという内容だ。
作者の方の紹介ページ www.ketancho.net
こちらの副読本とした。 比較的新しい本であり上記の作者の方も作者に名を連ねているところから、用語の説明の仕方などにUdemyの講座とブレが少なく理解しやすそうなのでこちらを選んだ
Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA)
- 作者: NRIネットコム株式会社,佐々木拓郎,林晋一郎,小西秀和,佐藤瞬
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド (Informatics&IDEA)
- 作者: 佐々木拓郎,林晋一郎,瀬戸島敏宏,宮川亮,金澤圭
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/01/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ついでに上記のブログでおすすめされていたサーバレスの本も買った
Amazon Web Servicesを使ったサーバーレスアプリケーション開発ガイド
- 作者: 西谷圭介
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
はじめに
何年も前からAWSを使うことはあっても体系的に学んでいなかったし、必要なところだけ設定していた。特にIAMやVPC、ELBあたりは雰囲気で使っているところがあった。 AWSのメジャーなサービスをザクッと把握して何ができて何ができないのかインデックスを作っておきたかったというわけだ。
AWS学び直し備忘録
初期設定
アカウント作成
- Rootユーザは基本使わない
- サービスごとにアドミンユーザを作るのが良い
- 各アドミンユーザから、適宜利用者ごとにIAMユーザを作る
- 最初はAdminAccessのユーザを作る。このアカウントでRDSやEC2も作る
IAMユーザ
- 利用者ごとに作る
- 最初はAdminAccessのユーザを作った。このアカウントでRDSやEC2も作る
- IAMユーザはIAMユーザ用のサインインリンクからログインする
- IAMのマネジメントコンソールのダッシュボードにURLが書いてある
- IAMロールとIAMユーザIAMポリシーは別のもの
CoudTrail
Cloudwatchの設定
- 請求アラートの設定をしておく
AWS見積もり方
- AWS サービス名 pricingで検索する
- Simple monthly calculator 月々の使う場合の見積もり
EC2
セキュリティグループ
- ファイアーウォールのこと
- 開けるポートを選ぶ、HTTPとかSSH向け
- あるセキュリティグループがついているEC2からのみ通信を許可するというような設定ができる
キーペア
- SSHのキーペアのこと
- SSH接続するのに使う
AMIとスナップショットの違い
- AMI => ディスクイメージ OSとかまるごと
- スナップショット => EBSつまりハードディスクのバックアップ
EIP
- ec2の固定IP
- 注意、動いていないインスタンスに紐付いてないと微妙に課金される。紐付いていれば課金されない
AWSネットワーク
リージョン
- 地域 アヴェイラリティゾーン(AZ)
- データセンターのこと
- ap-northeast-1a、1c, 1dは別のデータセンターと考えて良い
- なのでリージョンのAZだと、東京リージョンにあるデータセンターである。東京リージョンは現在3つのAZがある
VPC
- 独自のネットワークだけど、AZをまたがって作ることができる。マルチAZにする。負荷分散やディザスタリカバリ対応
- サブネット、外部にアクセス可能なものや、アクセスさせないものに分けることができる
- サブネットはAZをまたげない
- WEBサーバはマルチAZで作って可用性を上げるのが基本
- CIDR
- サブネットマスクの別表記
- プライベートサブネット内にあるEC2に接続するのにNAT GWを使う。
- NAT GWはパブリックサブネット内に置く、昔はWebサーバを踏み台にして接続していたような気がする
- ACLとIAMと(セキュリティグループも若干)はやや混同している、機能がかぶっているところがある気がする。
- パブリックサブネットとプライベートサブネット
- パブリックはDMZ的なEC2のWebサーバ置く
- プライベートはRDSやバッチサーバを置く
- ルートテーブル
- パブリックサブネットはインターネットに出ていくのと、入ってくる設定
- プライベートサブネットの場合は、VPC内の通信だけなら許すようにする
- UserData
- EC2立てるときに高度な設定にあるテキストエリア。シェルスクリプトを実行する
- EC2のオートスケールはAMIを読み出すのでここでAnsible的なことを頑張らなくても良さそう。実務ではあまり使わなそう
- VPC内のサーバのIPアドレスはプライベートIP
NAT GW
ネットワークACL
- セキュリティグループと似ている
- サブネットのごとにポートアクセス制限を書けることができる
- セキュリティグループとの違いは
- サブネットごとにまとめて、開放ポートの制限などを書けることができる
- in/outの通信の両方の設定する必要がある
RDS
- RDMSのことMySQLやPostgreSQLなどなど
- パブリックアクセシビリティを有効にするとグローバルIPアドレスが振られる
- 多分サブネット側でネットワークの口が閉じているとアクセスできない。通常RDSはプライベートサブネットに置くので、パブリックアクセシビリティをOnにすることはなさそう
- フェイルオーバーがうまくいったかどうかをどうやって確認するかまだよくわかってない
- マルチAZの設定は明示的にAZを選択できない?2つのAZのどちらがマスターにするか指定できない?Webサーバと同じAZに置きたいよね?
ELB
- ロードバランサ
- オートスケールもここで設定する
- SPOF => 単一障害点 のこと。これを作らない構成にするのが良い
- ALB => アプリケーションロードバランサ、ELBの種類の一つ。基本的にこれを使えばOK
- URLごとに振り分けたりする。Nginxのリバースプロキシでやらせるようなことをやる
- アクセスの負荷分散もALBでできる
- サーバのヘルスチェックを行える
- ヘルスチェックでコケたらメール通知(Slackも)できる ELB + CloudWatchアラームを使ったEC2サービス監視プラクティス | DevelopersIO
- AutoSclingは2−6に増やせる。また時間を設定して自動的に増やすことができる(テレビ対応とかの場合)
- ELBはサブネットの外側、VPCの入り口のイメージ
- ALBの設定画面はAWSのWebコンソールのEC2のメニュー内のロードバランサところにある
- ALBのターゲットグループの設定でぶら下がっているサーバのヘルスチェックのステータスがわかる
- ALBのヘルスチェックは、繋がらなくなると切り離され、切り離されている間もヘルスチェックはされて、healtyになったら接続されるようになる
- オートスケール機能は、ターゲットグループの設定によってできるようになる
- AMIが対象になる。プログラムのコードを最新にするようなときはどうするのだろうか。CodeDeployの設定でAMIを作ってどうにか対応できそう AWS CodeDeploy を Amazon EC2 Auto Scaling と統合する - AWS CodeDeploy
- オートスケールの機能もEC2のメニュー内にある
- オートスケール設定はターゲットグループに紐付いている
- ターゲットグループは、ALBに紐付いている
- オートスケールでスケールインとスケールアウトの両方できる
S3
- よく使うファイル置き場、ログも置ける
- 静的ホスティングもできる
- エラー画面を作る
- ALBの設定でヘルスチェックが全滅の場合にこちらを向ける設定ができるっぽい
- 表示するエラーは404とか500番はアプリ側で出す気がするけど、504番エラーとかかな?
Route53
- おなじみDNSサーバ、他にも接続先をS3やELB、CloudFrontにエイリアスでできる
− DNSフェイルオーバー機能で、ELBのサーバが動かないときにソーリーページを表示する
- Failoverは落ちたときに切り替えができる
- 他にもELB(かな?)の振り分けができてA/Bテストができる、カナリアリリース(一部の人にだけなにかする)ができる
IAM
- 権限周りの機能。これが結構ややこしい
- IAMユーザは個別のユーザ、メールアドレスに紐づく
- IAMグループはユーザをまとめて紐付けると権限が付与されて便利
- RDSの参照、編集権限とか、ECSの削除権限など
- 担当者ごとにIAMユーザを発行して作る。
- 運用をイメージすると、IAMグループのアプリ開発者向けのIAMユーザ= アカウントを渡す。
- IAMロール
- IAMポリシー
- IAMグループやIAMユーザに紐付ける権限のセット
- EC2インスタンスの設定画面のアクションからIAMロールの割当/置換から設定できる
- ベストプラクティス
- AWSにアクセスする人はひとりひとりIAMユーザを作る。IAMグループでいくつかのグループを作る。
- 権限は必要最小限にする
AWS CLI
- awsのウェブコンソールをターミナルからコマンドラインで操作できるようにするもの
- ~/.awsディレクトリのconfigureにawsのアクセスキーやシークレットキー情報が格納されている
- 複数のIAMユーザでcliを操作したい場合は
aws configure --profile NAME
でNAMEの名前のユーザを切り替えながら作業ができる。 - 基本的にリファレンスを見ながらやる
- バッチ処理なんかで使いそう
- やったことのある事例は、本番環境のS3にあるバケットを差分コピーして、ステージング環境にデイリーで移行するバッチ
Cloudwatch
- メトリクス(リソース状況を計測するツール)
- 金額がかかりすぎた場合のアラートや、CPU使用率の通知はSNSを通じてメール送信したりする。slackに通知も投げれる。
- makarelなどを併用しているところが多いイメージがあるがそれはなんでなんだろ?
- Cloudwatchlogはpaper trailのAWSの版
CloudFront
- CDN
- コンテンツのパージが遅いというが2018年末だと現状はどうだろう?
- Route53の設定して名前解決してみたい
- Cloudfrontを正面においた場合ユーザ独自情報、動的コンテンツはどうなるのかな
- ビヘイビアの設定で、コンテンツごとにキャッシュする時間を決められる。URLごとに設定可能、precedenceで優先度設定できる
- HTTP2にブラウザが対応していたら、そのプロトコルで返したり、gzで圧縮するのもここでできるらしい
- TTL 0に下だけだとうっすらキャッシュされるので、きちんとキャッシュしない設定をする必要がある
- キャッシュの削除は昔は結構かかってるイメージが合ったが最近は5分ぐらいらしいまじで? Fastlyは一瞬だけども
ElastiCache
- ElasticCacheじゃなくてElastiCacheなのね。
- memcacheかredisか選べる。memachedはマルチスレッドで、redisはシングルスレッド。多分価格を抑えたかったらセッション管理ならmemcachedの方が良いかも
- セッション管理とキャッシュ処理、キューイングなどをまとめてRedisでやることが多いかな
SES
- メールサービス
- バウンス処理や到達ステータスの管理は未だにないみたいだ。この機能作るのだるかったから、SendGridに頼ったほうが生産性が高そうだ。Sendgridの方が携帯電話会社のドメインに届きやすいとか聴いたことあるけど現状どうだろうか
SQS
- マネージドのキューイングサービス、RailsでつくつるならRedisでSidekiqを使ったほうが再試行や管理画面の構築上楽かもしれない。 -SQS向けにsyoryukenというgemがある
- SQSを使うならLambdaを噛ませたほうがクラウドネイティブっぽくて良さそう。キューならLambdaとRDSの組み合わせでも筋が悪くない
CodeCommit
- Gitのホスティングサービス。PRにも対応しているようだが、Githubに人気が集中していて人気がない
- Issue管理をGithubでしないでTrelloやJira、Backlogなどでやるなら選択肢としてありかも
CodeBuild
- CIサービス、CodeCommitだけではなく、githubやbitbucketにも対応している。ただし人気がないCircleCIに人気が集中している。なぜだ
CodeDeploy
- CDサービス、オーケストレーションもする?
- Blue-Greenデプロイも簡単にできそうな設定がある
CloudFormation
- インフラの自動構築サービス。AWSを構築するサービスをしている会社は概ねこちらを用いいるようだ
- ymlやjsonでVPCやEC2などもろもろ設定できる。ymlの方がコメントが書けるので良さそう
- 同様の機能にHashiCorp社の製のterraformがある
- 両者を比較する記事もあるが、CloudFormationの弱いところは2018年現在ではなさそう
- terraformもCloudFormationのファイルに変換する機能があればイイんじゃないのかなー知らんけど
- CloudFormationで設定した構成を手動で変更した場合に検知できる機能(ドリフト監視)があるので便利。最近の機能
- Kubernetesを展開するサービスEKSもCloudFormationで設定できるようだ。
- EKSはサブネット内の設定をするのかな?この辺はよくわかってないAZ間をまたげそうだけれども
- ざっくりCloudfrontの方が低レイヤーと考えておけば良さそう
- キーペアの生成はCloudFormationではできないっぽい。aws cliかブラウザのコンソールで生成する
感想
- VPC, IAM, ELBなど普通のLinuxにはない設定を理解できた。もともとLPIC のレベル2までは持ってたのでその差分が理解できた
- CloudFormationを簡単に作れる仕組みがあればいいのにね。構成のノウハウやコードを共有するサイトやサービスがあればいいのにAWSが公式にやればいいのになー
- EC2や普通のRDSを使った構成で作るのはセキュリティパッチなど考えないといけないから、そういう構成なら中規模なアプリならHerokuなどのPaaSのほうが楽かな
- インフラに関してはAWSのすげぇインフラエンジニアに任せられるサーバレスでアーキテクチャ構成を作っていきたい
Udemyレッスンのリンク
副読本
Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA)
#2019年やりたいことリスト を作ってみた
キューティクルロン毛マンワタナベさんを真似して酒飲みながら来年やりたいリストを作った blog.nabettu.com
仕事
- AWSもうチョットデキルようになる
- サーバレス
- サンプルのアプリを作る
- サーバレスで仕事をする
- サーバレスの構築だけする仕事をする
- サーバレス関係の登壇をする
- サーバレスの技術顧問をする
- エンジニアコミュニケーションの講座を開く
- リモートワーク
- リモートワーク絡みでブログを書く、技術書展への頭出しのため
- 技術書展でリモートワークでの仕事の仕方の本を書く
- リモートワーク関係でもうちょっとブランディングする
- 1ドルでいいから日本円以外の仕事をする
- 海外のクラウドソーシングのしごとの調査
- スキルセットと鑑みて必要なら伸ばすスキルを伸ばす
- 仕事でモダンなiOSを書く
- デザイン、フロントエンド、バックエンドが疎でありコミュニケーションしやすいアーキテクチャを提示する
- ストック型のビジネスにも挑戦する
- 気負うとやる気が無くなるので失敗する前提で気楽にやる
- ナレッジを貯めるのが目標
- クローズドベータで学びのサービスを検証したい
- 自分のHPをリニューアルする
学習
- 今年も英語学習に力を入れる
- セブに短期留学する(数年ぶり二回目)夏前まで
- Rubyの資格を取る(夏)
- 情報処理安全確保支援士の資格を取る(秋)
- AWSの資格を取る(冬頃)
- iPadだけで開発できるよう工夫する
- DDDとクリーンアーキテクチャの本を読む
- コンピュータの古典の積読を潰していく
- オンライン勉強会を開く
- Meetupに参加して英語でなんか発表する
- Touch Designerを勉強してインスタレーションを作る
- STEAM教育のAのArtについて学びを深める
生活
- 北海道にセカンドハウス計画を進める
- ワーケーションを増やす
- 久々に格闘技を習いに行く
- 確定申告を速攻終わらせる
- そろそろ税理士との契約を考える
- 投資信託に毎月機械的にぶっこむ
- SNSの依存度を下げる
- Maker Faire Tokyoなどに子供やITリテラシーの低い人でも楽しめるものを作って出す
- 毎月確定申告の準備をする
- プラスチックオーシャン対策や食糧問題にも何か小さいアクションを起こしたい
やりたくない作業はガチャで解決 iOSアプリChoreGachaの作り方
毎度おなじみクソアプリ Advent Calendar 2018の25日目、2年連続オオトリの記事でございます
「あなたにとって一番ためになったビジネス書はなんですか?」なんてことを面接とか飲んでるときとかに話したりするよね。
そんなときはオレはいつもカーネギーの「人を動かす」と答えている。 この本は本当にいい本で、オレは本編の他にも漫画版も持っている。
人に何かをしてもらいたいときには言い方や接し方が重要だよと当たり前のことを説いてる本で、「プログラムは人と違って嘘つかないから良い」とか言っていたかつてのオレのような人にはおすすめなんだな。 人を動かす 文庫版、 マンガで読み解く 人を動かす
そんなことはさておき、オレと同じ家に妻がいるんですけどね。 やれ「部屋を片付けろ」だの、「読んでもいない本を処分しろ」だの、「なんだかわからないケーブルを捨てろ」だの「謎のガジェット捨てろだの」頭ごなしに言うわけですよ。
本当にわかってない、ピープルマネージメントがわかってない。こんな言い方ではコミュニケーションの試験は赤点だ。
そんなにガミガミ言って人が動くわけがない、もっとこう片付ける気にさせるようにマネージメントしなさいよと、カーネギーの人を動かすを渡そうとするとどういうわけか火に油
しょうがないから片付けを仕組み化できるようなアプリを作らせろと言ったところ、そんなの作る時間があったら片付けろ言われる始末。至極まっとうな主張なのでぐうの音も出ない。
そんなこんなで妻が数日出張で家を開けたんですよ。
「これは片付けていいところを見せるチャンスだ」 「この隙きに片付けアプリを作って部屋を片付けまくって見返してやるぜ!!」
と言って作ったのが今回のこちら
作ったアプリ概要
「面倒くさいことややりたくないことはスキマ時間にちょっとづつやればいい」 ちょっとづつ何回もやればいずれ全部解決するという寸法だ。
やらなければならないけどやりたくないことを集めて、これらをガチャを回して一つに決める。決まったものを10分間実施し、時間が来たら音が鳴るというiOSアプリ
アプリ名
アプリ名はChoreGacha(チョアガチャ)、雑用(chore)をガチャを引いてこなしているのでチョアガチャ
登録されているChoreは以下の7個
- テーブルや机を片付ける
- 水回りを掃除する
- 本棚を整理する
- いらないものをメルカリに出品する
- 伝票の仕分けをする
- 筋トレかストレッチをする
- 英語をちょっと勉強する
Choreの追加や編集は? できねぇよ。コード書き換えりゃあいいじゃねぇか
デモ
しょうもないアプリの作り方
さて技術的にはそんなに高度なことはしていないが、作りたいもの機能をどうやって最小限に絞り込むのかについて、今回はいつもとは趣向を変えて例を示したい。
趣味で作って公開したものはバズらせたい気持ちもわかる。オレも正直せっかく作ったものが多くの人に知られてほしいとも思う。
わかるけれども少しばかりバズったところで人はすぐに忘れていくのだ、コンシューマの消費行動に我々クリエイターが疲弊する必要はないのだ。ないのだ!!
下記のことをして漠然としたやりたいことから、やるべきことを絞り込んで実装するという流れで作っていく
- やりたいこと
- MVPを考える
- 具体的なタスクリストにする
- タスクを潰していく(作っていくと判明したタスクの追加もする)
やりたいこと
- 本棚の片付けや机の整理をちょっとづつやる
- ガチャのように選びたい
- タスクはタスクごとに制限時間をつける?
- やる時間を設定(セレクトする5、10分 20分 30分)
- ガチャを回す
- ストップウォッチスタート
- タスクの登録(内容と、選べる時間帯を複数)
- デザインも適当なキットみたいのを当てたい
- RxSwiftを使ってみたいから使う
MVPを考える
MVP(Minimum Viable Product)はプロダクトのコアだけ作る、機能の取捨選択した一番小さいプロダクトのことを指す。特に重要なのはやらないことを明確にして書き出しておくことだ。
やらないこと
- タスクの登録はやらない
- 固定値にする。モデルのリストをイニシャライズする
- なので永続化もしない
- アプリがバックグラウンドでどれだけ再生できるかは気にしない(最悪10分持てば良い)
- 時間設定もなくていい画面が増えるから 10分とか固定
- UIにこらない、デフォルトでいい、アニメーションもこらない
- AutoLayoutを気にしない。iPhone Xで見られればいい
- 1画面1ストーリーボードみたいにいい感じにしない
- FatViewControllerを気にしてファイルをいい感じに分割しない
やること
- ガチャを引く
- タスク決定
- タイマースタート
- タイマーをっぽいことをバックグラウンドで動かす
- -> どうやらストップウォッチ的なのはiOSアプリは作れないっぽい
- ローカルプッシュ通知を使う
- -> どうやらストップウォッチ的なのはiOSアプリは作れないっぽい
- RxSwiftで書く。全然本質的じゃない書き方でいいのでRxを導入する
MVPから導き出されるUIは
- トップ画面、ガチャを引く
- タスク決定、タイマースタート開始ボタン
- ストップウォッチをバックグラウンドで動かす
- 10分後に通知が飛ぶ
MVPを作るためのタスク
- [x] XcodeでUnitテスト付きで作りアイフォンでデバッグできるようにする
- [x] CarthagoでRxswiftを入れて適当なプロプログラムを動かす
- [x] 2枚めの適当な画面を作る
- [x] ボタンを押したら画面遷移するようにする(ストーリーボードじゃなくてコードで)
- [x] 画面遷移で値(最終的にはモデルクラス)を渡す
- [x] 中間段階として文字列を渡す
- [x] モデルを渡す
- [x] タイマーを作る、時間が過ぎたら適当な音がなるようにする。バイブでもいい
- [x] 適当なストップウォッチ機能を作る
- [x] タイマーのバックグラウンド再生する
- [x] ストップウォッチ機能をカウントダウンするようにする
- [x] カウントが終わったら、音を鳴らすようにする
- [x] システムサウンドを鳴らすようにする
- [x] モデルを作る、structで作ること
- 内容: タイトル、対象時間を入れたいところだけど今回はタイトルだけ
- [x] ガチャのロジックを作る
- [x] ガチャを引く、選定、画面遷移
- [x] 選ばれたモデルをラベル表示
- [x] タイマー画面の調整
- [x] 戻るボタンを付ける。タイマーもリセット(ちゃんと作ってないからリセットされるかも)
- [x] 見た目を整える
- [x] タイトル表示
- [x] ボタン名をつける
- [x] タイマー開始前のラベル名がlabelのままなので00とかにしておく
- [x] サンプルのRxのコードを消す
- [x] 他にやるとしたら
- [x] バックグラウンドでタイマー完了後に音を鳴らせないのでローカル通知にする
じゃーねーロケットビーバイ!!
- 作者: D・カーネギー,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2016/01/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: D・カーネギー,歩川友紀,青野渚,福丸サクヤ
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る