コンユウメモ @kon_yu

作ったガラクタとか、旅行とかの話

読書好きが北海道に観光へ行くなら一万円選書でおなじみのいわた書店が最高に楽しめる

先日一万円選書で有名な北海道は砂川市にある、いわた書店に行ってきた。 これがたいそう良かったのでこうやって筆を取っている次第だ。

www.nhk.or.jp 行こうと思ったきっかけについて書いて行こう。一万円選書については前々から知って履いたけれども、先日のプロフェッショナル仕事の流儀での放送を見ていて、店内に置かれている書籍も店主の選別されたものた陳列されていると知った。

一万円選書は大変人気で、毎回の抽選は応募多数でなかなか当たらないし、ここは現地に行って選書された本の中から好みの本を1万円くらい買ってくればいいじゃないか。そしたら半分位は一万円選書と同じだろと考えたわけだ。

なので価値的には五千円選書と言うわけだ。実際買ったのは12000円くらいだし、六千円選書だろうか?なんだかよくわからなくなってきたが、とにかく良い買い物ができた。

一万円選書 - いわた書店

地図だとこの辺

土曜日は10-12時まで、日曜日はやってないから注意なんだぜ。

オレは土曜日に札幌からレンタカーを借りて行ったんだけど、下道だと間に合わなそうだったから高速ぶっ飛ばして行ったんだ。

札幌から車で2時間ぐらい、JR砂川駅の近くにあるいわた書店は、 本も雑誌も文房具もあるどこの町にもある駅前の本屋という風体だ。

店に入ると一般書と文庫のコーナーだけ土曜の午前中だと言うのにそこそこ賑わっている。 あちこちから読書好きが集まってきているのだ。

「この作家の本もある、お、この本もあるのか」とお店の選書をセンスを見たり

「あの作家の本はこの上下巻だけあるのか、たしかに他の作品はイマイチだ」だの背表紙を眺めているだけで楽しい。

自分の好きな本がおいてあると、テストの答え合わせに正解したような、先生に褒められているような気持ちになる。

前に本屋で手に取ったけど買わなかった本でも、ここの本屋においてあるならと買ってしまう。

また無数の本の中でもいわた書店に厳選された本の中から選ぶので「アタリ」な本を買える確率が上がるはずである。

読書好きの人は北海道に旅行に来た際にはぜひ立ち寄って貰いたい。


会計のときに店主の岩田さんと少し話せた。

先のテレビ番組で選書して袋詰する映像で、何人かに同じ本を詰めている映像を見たんだけどその本の大きさや装丁しか覚えていなくて肝心のタイトルを覚えいていなかった本があった。その本のタイトルを教えてもらえた、あとで紹介するカーテンコールという本だ。

また、オレのようにわざわざ遠くから本をたくさん買っていく物好きがけっこういるということ。楽天AmazonでWebですぐ本なんて買えるというのにだ。まして電子書籍だったら買った瞬間に読めるというのにもかかわらず。紙の本を買うのも今の時代は体験型であることが大事なのかもしれない。

最後にオレがいわた書店で買った本の一覧を張っておく、いわた書店のセンスとオレのセンスとのぶつかり合い。 積集合で書くと、いわた書店 ∩ オレ

カーテンコール!

カーテンコール!

読了。閉校する女子大の最後の卒業生で卒業できなかった生徒たちが、残りの単位の獲得のために居残りするお話。読了後に爽やかな気分になれる。短編ごとに主人公が変わるオムニバス形式。そこはかとない百合感。1つの話がそんなに長くなく、最近長編を最後まで読みきれなくなってたのでちょうどよい文量だった。恩田陸ネバーランドを彷彿とさせる良作。

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

読了。シンプルなはずの家電トースターを原材料から作ろうとするアーティストの話。トースターをつくるためにイギリス中を移動し、電子レンジを溶鉱炉代わりにしたりとドタバタした話だが、なぜこんなにトースターが安く作られるのか、割りを食っているのは環境ではないかと問題提起する一連のアート作品と言える。そうそうデザインは問題可決することで、アートは問題提起をすることだと去年多摩美の先生の公演で聞いたのだ。まさにこのトースターをつくるのはアートだとい言える

読了。 国語の時間にろくに板書もせずに、教科書に載っている授業で扱わない話を読んでいる。そんな子供だったオレには懐かしい話がいっぱい載っていた。

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5)

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5)

読了。西アフリカのシエラレオネで反政府勢力と政府軍の内戦に巻き込まれた少年の話。反政府勢力が村襲う中家族と散り散りになり、年齢の近い少年たちと国中を安全を求めてさまよった末、政府軍の駐留する村にたどり着く。その後正規の政府軍に少年兵として徴用され銃を手にとることになる。 政府軍も少年兵をドラッグ漬けにされて恐怖心を麻痺させて戦場に駆り出していたという衝撃の事実。

きみのためのバラ (新潮文庫)

きみのためのバラ (新潮文庫)

戦場から生きのびて (河出文庫)

戦場から生きのびて (河出文庫)

知らなかった、ぼくらの戦争

知らなかった、ぼくらの戦争

幕末横浜オランダ商人見聞録

幕末横浜オランダ商人見聞録

岩田書店についてはこの紹介記事が分かりやすい。

kinarino.jp

TensorFlow.jsの学習済みモデルを使ってプライバシーを守る機能を作った

TensorFlow.jsが先日公開されて、デモ用のアプリも公開されましたね。 OpenPoseよりも軽く、ラップトップでも動かせる。jsというようにブラウザで動かすことができる。

詳しくはこれらの記事を参考にしてくれ。

shiropen.com

medium.com

つまり、簡単にブラウザでボーンが取れるということだ。

ボーンが取れる -> 画像の中で体の各位置がわかる -> 股間の位置を推定できる -> モザイクをかけるしかない

そこでblockPenis optionを追加した

おそらくコレが発表されてから世界最速でこいつを利用してくだらないものを作ってると思われる

つまりこう

f:id:kon_yu:20180510154917p:plain

動画でモードだとこう

f:id:kon_yu:20180510154915g:plain

Source Code GitHub - konyu/tfjs-models: Pretrained models for TensorFlow.js

「英語学習五人組」と称して、一緒に英語を勉強する人を20人集めて90日間実施した過程と結果

今年の1月から20人ほどの人を集めて、90日限定で英語の勉強を習慣化する試みを行った。 約束の90日が先日終了したので、その結果や次への展望を報告する。

  • はじまり
  • 経過とその時した工夫
  • 結果
  • 今後の展望

はじまり

日時: 2018/1/18

このFacebookの投稿から始まる。

英会話サービスのCTOをしていたのもあって英語学習法については、自分の英語力に見合わないくらい詳しい。 オレの考えた最強の英語学習があるんだが、根気よくやるために一緒にやってくれる仲間が欲しい。 誰か今年は英語をなんとかしたいと思ってる猛者はおらんか?

いいねが85件、コメントが35件ついた。

年の初めや年度の初めは、英会話サービスは新規ユーザの書き入れ時なので、こちらも同じように今年こそは関心が高かった。 さらに、このような補足説明をブログに書いたら、少しバズった。 f:id:kon_yu:20180503004556p:plain

元オンライン英会話サービスCTOのオレが考える最強の英語学習方法

そこで下記のように募集した。

みんチャレまたはSlackチャンネルで、励ましあいと言う名の相互監視をすることによって、英語学習を継続したいと思っている。 五人組が昔から有るように、日本人には相互監視で強制力を発揮するのが合っていると思う。独力で頑張れるひとはもうペラペラだろうしね。 どう勉強したら良いかというのは、ブログにまとめたので一緒にやりたいと思った方は、個別でFBのメッセンジャーでメッセージを送ってください。

経過とその時した工夫

スタート

日時: 2018/1/21

問い合わせ人数は、FacebookのコメントやFacebookメッセンジャーで23人。 意思確認をしてやると決めたのが20名。この20名ではじめることとなった。

みんチャレは3-5人で1つの部屋を作り、特定の目標に対してやった結果を画像つきで投稿するし励まし合うアプリである。 今回は2日間何も投稿しないと、3日目に部屋を締め出されるように設定した。

みんチャレ - 三日坊主防止アプリ

みんチャレの部屋を4人ずつ割り振り、すべての部屋に自分を入れて計5人で作った。

部屋割りは、ソーシャルグラフが近い人、知り合い同士、属性が近い人で下記のようにまとめた。

  • Maker Faire Tokyoと MashUp Award
  • それぞれお互いを2人ずつぐらい知っているグループ
  • Web系ソフトウェアエンジニア1
  • Web系ソフトウェアエンジニア2(下ネタが好きそうな人)
  • 中国・深セン

これには仲良く慣れそうな人と組むようにして仲良くなるとサボりにくくなるということを目的とした。 仲良くなるためには雑談したほうが良いし、雑談するためには共通の話題が多い方が良い。

1週間目経過

日時: 2018/1/29

Skackのグループを新たに作った

Slackを作った理由は以下の通り。

  • 他の部屋はどのような感じで盛り上がってる、別の部屋の人がのぞける
  • 部屋内のコメントが誰にしたのかわかりにくいので、雑談はSlackのほうが良い
  • 雑談のコメントはPCで打ちたい
  • 一番の理由はみんチャレの全部の部屋に、自分が入っている必要があり5部屋全てに投稿する手間が大きい
  • 将来的にはSlackで勉強内容の投稿もできるようにしたい

オレ自身はみんチャレで1つのチャンネルだけに所属するようにした。

Slackの運用にすることで、主催のオレの手間が減ってだいぶ楽になった反面、 Slackを利用した雑談があまり盛り上がらなかった。学習内容の投稿から雑談に発展するパターンが多々あり。 カバーするためには学習内容の投稿もSlackでできるようにするべきだったかなと思う。

2018/2以降4/22の終了まで

2月末までに続いている人の人数は、15/20人ぐらいで落ち着いた。

みんチャレとSlackの同時運用が落ち着いていたので、毎週やる内容を下記のようにリストアップして行った。 ある週のタスクはこんな感じ。

  • [x] Slackに入れていない人のフォロー
  • [x] 自分のチャンネルに入っていない人を各部屋に招待
  • [x] オレがみんチャレのグループから抜ける
  • [x] チームを1つ減らして他のチームに割り振る
  • [x] 週次のどのくらい勉強したかアンケートをとる

全体にアンケートを取ってどれくらい勉強したかを毎週聞いてみた。 f:id:kon_yu:20180503004941p:plain

結果

個人の結果

毎日Newselaを用いて、英語のニュースの1記事を必ず読むようにしていた。 Newselaは同じニュースでも難易度を替えて読むことができるWebサービスで、ある程度引っかからずに読める程度の英語のニュースを毎日読んだ。

90日も毎日英語のある程度まとまった文章を毎日読んで得られた効果。

  • 第一に、毎日英語を勉強する習慣ができた
    • 毎日歯を磨く程度に習慣化できた
  • 調べ物をするときに英語の情報源を見るようになった
    • Googleの言語設定を英語にした。プログラミングの情報を調べるときに英語で調べる割合が体感的に、以前は3割程度だったものが8割になった
  • 英語にニュースで読んだ同じ内容のニュースを日本語で見たときに伝えられ方の差を知れるようなった
    • 冬季オリンピックのシーズンにアメリカであった銃乱射事件から銃規制のニュースがたくさんあったのに日本であまり報道されてないなど

アンケートをもとにした結果

アンケートを作って15人の回答してもらった。 その中でザックリ完走できたかどうかだけ公開する(みんチャレの設定で、2日サボると脱落する設定にしていた)。

  • 最後まで完走したのは8名
  • 途中脱落(2日連続投稿できないで脱落)したが復帰して、90日やり続けた 6名
  • 途中脱落して最後まで続けられなかった 1名

年度末で仕事が忙しかったり、飲み会が続いたりすると脱落しやすい。そういうときはほんの少しでも勉強するというのが英語を勉強する習慣化には良さそうだ。

勉強内容が適正であるか教えてくれたり、成長しているかを測れば、お金を払っても良いかも意見もあった。 このあたりを人件費を抑えてできるしくみを作れると、価格を抑えたサービスを提供できそうだ。

今後の展望

個人的な展望

毎日英語を勉強する習慣はできた。次は量を増やす試みをしていく。 ノウハウを学ぶべくスパルタ系の英語学習サービスを受けてみるのもいいだろう(オンラインで完結するのがいいな)

個人的な展開のその後 2020年12月追記

  • 英語を使った小さい仕事を2つした(インドへのオフショア先への品質や技術力確認(チャットベース)、世界中のIoT製品を調査して資料作成)
  • 2019年にフィリピンに1ヶ月英語留学していた
  • TOEICを受けてそこそこいい点をとった 

英語学習五人組のしくみに対する展望

英語学習五人組は90日の終了後も続いている。今後のこのしくみの展望を列挙して終わる。

  • 毎日の学習内容の投稿と雑談する環境をSlack等で一本化する仕組みを作る
    • PCで学習した内容を投稿できる
    • 誰がいつ期限切れで退出されたか管理できる
    • 相手の投稿を褒めるとポイントが溜まって10ポイント溜まったら1回サボっても大丈夫になったりとか、退出させられても戻れるとか
    • 投稿日をグラフ化したりとか
  • これ商売になるんじゃないかと思うので検討していく
    • 勉強しない場合のペナルティはお金を取ると難しそうなので別のしくみがいる
    • 知らない人同士で5人組をつくる際に、属性が近しい人を集めるのは昨今のデーティングサービスに近いシステムがよいかもしれない